第17週(第67回から第70回)

『ケセン語訳聖書:マルコによる福音書

第67回配信(20081.7)
パレスティナと自分のふるさとを重ね合わせてみる】その3
◆『イエスの主たる活躍は彼の故郷でもあるガリラヤ地方でした。これがだいたい気仙郡東磐井郡本吉郡の半分を合わせたのと同じ程度の広さです。(中略)ガリラヤ湖はどうでしょうか。地図を重ねてみますと、これは十和田湖の二倍ぐらいの湖だということが解ります。かなり大きな湖ですね。』(「ケセン語新約聖書:マルコによる福音書」の260頁より)◆気仙郡東磐井郡といっても全国のみなさんにはピントこないでしょうね。265頁の「ヤソ時代のパレスティナ」の地図を見ながら、おおまかに自分の住んでいる地域と重ね合わせてみてください。(「ケセン語訳聖書を楽しむ会」より熊谷雅也が要約) ※ケセン語訳聖書の情報はイー・ピックス出版 http://www.epix.co.jpへどうぞ

第68回配信(2008.1.8)
パレスティナと自分のふるさとを重ね合わせてみる】その4
◆『イエスが宣教の拠点としたのは湖畔の村カファルナウムでした。これはだいたい人口が2000人程度の漁村です。仮にここを大船渡市三陸町の吉浜(よしはま)あたりだとしましょう。そこから直線距離でちょうど仙台がエルサレムの距離にあたります。』(「ケセン語新約聖書:マルコによる福音書」の260頁より)◆人口2000人くらいの三陸町吉浜でイエスが宣教し、およそ140km離れた仙台がエルサレムと考えると、気仙の人には「聖書の世界」がよく伝わります。(「ケセン語訳聖書を楽しむ会」より熊谷雅也が要約) ※ケセン語訳聖書の情報はイー・ピックス出版 http://www.epix.co.jpへどうぞ

第69回配信(2008.1.9)
パレスティナと自分のふるさとを重ね合わせてみる】その5
◆『マタイ福音書やルカ福音書によりますとイエスエルサレム近郊のベトレヘムで生まれたことになっていますが、これはエルサレムから13kmぐらいの所にある小さな村です。仙台の青葉城エルサレム神殿に見立てれば、だいたい塩竃市ということです。』(「ケセン語新約聖書:マルコによる福音書」の261頁より)◆みなさんの住んでいる町がイエスの宣教の舞台カファルナウムとして、140km離れたエルサレムとさらに13km離れたベトレヘムはどんな町になりますか?(「ケセン語訳聖書を楽しむ会」より熊谷雅也が要約) ※ケセン語訳聖書の情報はイー・ピックス出版 http://www.epix.co.jpへどうぞ

第70回配信(2008.1.10)
パレスティナと自分のふるさとを重ね合わせてみる】その6
◆『イエスの時代のエルサレムは、南北2.25km、東西1.25km程度の不整形の城壁に囲まれた丘の上の町で、その東側に南北500mぐらい、東西300mぐらいの四角い城壁に囲まれた神殿がありました。(中略)案外大したこともない都市です。これに対して神殿はずいぶん巨大な建物で、盛岡の不来方(こずかた)城址公園などは四つもすっぽりと入ってしまいます。』(「ケセン語新約聖書:マルコによる福音書」の263頁より)◆このようにイエスの活躍した時代の地理的な様子を今の世界に引き写してみると、俄然、「聖書の世界」が身近になってきますね。(「ケセン語訳聖書を楽しむ会」より熊谷雅也が要約) ※ケセン語訳聖書の情報はイー・ピックス出版 http://www.epix.co.jpへどうぞ
※写真は『ケセン語新約聖書:マルコによる福音書』のセット。CDが3枚セットになっていて、山浦さんが全編朗読しているほか、山浦さん作詞・作曲のケセン語聖歌も収録されている。